D6のマスター/リモート設定を行う

マスターカメラ/リモートカメラで撮影する場合、マスターカメラにリモートカメラを登録する必要があります。また、iPhone/iPadを使用して撮影する場合もリモートカメラとして設定する必要があります。

マスターカメラとして使用するカメラの設定

  1. セットアップメニュー[有線LAN/ワイヤレストランスミッター]>[オプション]>[Sync. release with FTP]>[Master/remote]で[Master camera]を選ぶ

  2. Remote camera list]を選ぶ

  3. リモートカメラの登録先を選んでリモートカメラのIPアドレスを入力する

    マスター/リモート選択]で[リモートカメラ]に設定したカメラが必要です。

  4. Remote connection]で[Enable]を選ぶ

  5. リモートカメラリストでリモートカメラの状況を確認する

    リモートカメラのIPアドレスを入力すると、リモートカメラの状況に合わせて次の状態が表示されます。

    • Connected/撮影時刻:正しく接続されています。一度連動レリーズを行うと、最後の撮影時刻が表示されます。

    • Busy:他のマスターカメラまたはNX Fieldアプリがリモートカメラを制御しています。

    • Error:次のいずれかの状態になっています。

      • リモートカメラの半押しタイマーがオフ
      • リモートカメラの電源がOFF
      • リモートカメラの接続設定(0D6をNX Fieldシステムに接続可能な状態にする)がオフ
      • マスターカメラとリモートカメラのグループ名が異なる
      • IPアドレスが間違っている

    • OFF:次のいずれかの状態になっています。

      • リモートカメラが未登録
      • Remote connection]が[Disable]

以上でD6をNX Fieldシステムでマスターカメラとして使用する準備が完了しました。

リモートカメラとして使用するカメラの設定

セットアップメニュー[有線LAN/ワイヤレストランスミッター]>[オプション]>[Sync. release with FTP]>[Master/remote]で[Remote camera]を選びます。NX Fieldアプリを使用したレリーズやライブビューの機能が制限されないように、次の各種設定を行ってください。

  • セットアップメニュー[有線LAN/ワイヤレストランスミッター]>[オプション]>[送信後ファイル削除]を[しない]:[する]にしていると、NX Fieldアプリの再生機能に制限が生じる場合があります。

  • セットアップメニュー[有線LAN/ワイヤレストランスミッター]>[オプション]>[撮影後自動送信]を[する]:撮影と同時にFTPサーバーに画像を送信します。NX Fieldシステムの特徴を最大限に活用するため、[する]にすることをおすすめします。

    • ネットワーク帯域が狭いなどの場合は[しない]に設定し、撮影していないときに手動でFTPサーバーに画像を送信してください。

  • 再生メニュー[撮影直後の画像確認]を[しない:[しない]以外にしていると撮影後に画像モニターに撮影画像が表示されるため、ライブビューが再開されるまでに時間がかかります。

リモートカメラを設置するときのご注意

  • リモートカメラのライブビューセレクターをCに合わせてください。1に合わせていると、NX Fieldアプリでライブビューを表示するたびに確認ダイアログが表示されます。
  • リモートカメラのレリーズモードダイヤルはクイック設定ポジションに合わせることをおすすめします。NX Fieldアプリから連続撮影速度の設定を変更できるようになります。

以上でD6をNX Fieldシステムでリモートカメラとして使用する準備が完了しました。